2010年1月4日月曜日

労働者派遣法

ワーキングプアなど日本における貧困問題の文脈で、労働者派遣法に関心が集まっています。

労働者派遣の経緯・詳細については、岡村美保子氏の論文(www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/200910_705/070506.pdf)が詳しく紹介していますので、それに譲ります。

労働者派遣法、特に平成11年以降の派遣対象業務の拡大の改正の意味は、ざっくりと言えば、「『指名解雇』をしくみとして、日本に導入したこと」にあるのではないでしょうか。ここで言う『指名解雇』のしくみは、労働者を、解雇の優先順位の高い者と低い者を合法的に分類しておき、必要に応じて、優先順位の高いものから解雇するという程度の意味です。

でも、これだけでも、企業(労働者を雇用する側)とすれば、労働者派遣を活用することで、法律に触れることなく、指名解雇とほとんど同じ効果を得ることができます。競争に負ければ倒産するかもしれない企業にしてみれば、ルール(法律)の変化に対応するのは当たり前でしょう。

結局、この問題は、国の制度設計のミスではないでしょうか。
(以下、加筆予定)

2010年1月3日日曜日

年の初めに

何かを始めるのは、年の初めがふさわしい。

今年は、ブログを初めてみよう。一年後、どうなっているか、ちょっと楽しみ。挫折しているかな(笑)。